
貧困の連鎖
おはようございます。
一般社団法人子供の未来、代表理事の黒木純子です。
貧困の連鎖と言う言葉を聞いたことはありますか?
親が低学歴→不安定就労→失業→借金→健康悪化→子供への虐待・放任→子供の施設入所
親御さんが若気の至りで高校へ行かなかったり、中退したりしたことが、自分の人生のみならず、子供の人生に於いても連鎖を引きずるのです。
この状態での子育ては、虐待・放任だけでなく、
子供たちは、何かがしたいと言うと、お金がないからダメ
何かが欲しいと言っても、お金がないからダメ
常に否定されて、夢が持てない状態になってしまいます。
先日見学に行かせて頂いた無料塾は、
ボランティアの学生の方々が、学校での話など聞きながら、和気あいあいと勉強を教えていました。
この様な塾があると、そこにたどり着いた子供たちは、負の連鎖を断ち切れます。
ただ、そこにたどり着く子、自分で気づく子はほんの一握りで、氷山の一角と言っても過言ではないでしょう。
無料塾や子ども食堂が増えることも望みますが、そこに気軽に行ける環境もとても大事だと思います。
周りの大人が、子ども自身の行動で、自分の人生を変えられることを教えてあげられたら、早く気付ける子供たちが増えるのではないでしょうか。
負の連鎖に巻き込まれず、自分の力で人生を変えた人たちは、皆さん口をそろえて、「いい大人に出会えた」「支えてくれる他人が近くにいた」と言います。
そんな大人の一人になりたいです。