
現在の日本の貧困の現実
こんにちは。
一般社団法人子供の未来の代表理事、黒木純子です。
日本における子供(17歳以下)の貧困率は、11.5%(2021年)。
約8.7人に1人の子供が貧困状態にあると言われています。
貧困と言うと、衣食住がない絶対的貧困を想像するかもしれませんが、
ここでいう貧困は、所得が日本の中央値の半分以下にあたる家庭=相対的貧困です。
相対的貧困は、一見普通の生活をしているように見えるので、外部からの発見が遅れ、孤立し助けが求められないという状況から、絶対的貧困より深刻なケースもあります。
ひとり親世帯では、2人に1人が貧困状態にあります。
日本では、ひとり親に対して、離婚したんだから自業自得・離婚するから悪いんだ・子供がかわいそう
などなど、みんなで助け合い、地域で子どもを守ろうなどと言う感情からはかけ離れています。
昔の方が大変だった。
貧困と言うのにスマホを持っている。
修学旅行に行けなくても、死ぬわけじゃない。
外国では、貧困で死んでいる。
などと、他人事と捉えて、無関心の人が非常に多いです。
そして、
お風呂に入れないから臭いといじめにあう。
修学旅行の費用を稼ぐために売春をする。
遊びや買い物に誘われてもお金がないから断り、友人もいない。
など、子供たちの人生に膨大な影響を与え続けるのです。